詩人:丘 光平
池の傍に立ち並ぶ木々 彼らはみな黙って立っている 深い青色の水面に 降り落ちた光が かすかな響きを立てる 水の中の庭で 木は静かに揺れている そして何か小さなものが くるくると遊んでいる、いつまでも― 広々とした空が 暗い金色に日暮れてゆく