詩人:蒼ノ天使
君から借りたノート
必死に写していた僕
ノートの端に小さく
大好きの三文字
それは遠い過去
そして…今の僕にとって
それは遠い未来
どうして君は僕の手を離したの?
顔に水を浴びて
体に雨を受けて
君を待ち続けた夜
叶わない恋
願えない愛
どうして?
普通の人たちのように…
普通に笑い合い
普通に抱き合い
普通に泣き合い
普通に愛し合いたかった…
なのに!
神という存在を憎み
人という存在を恨む
叶わぬ恋ならいっそ諦めるやる!
何度も心に焼き付けたか…
でもね…
でも振り切れないんだよ
助けてよ…
君が…
君だけが…
君じゃなきゃだめなんだよ
もう誰も好きにならないって決めたのにね
でもね…
君が好きなんだ…
どうしてだろ…
泣きたいよ…
ここまで君を好きになった自分が憎い…
叶わぬ恋
届かぬ想い
それでも…
僕は今でもあなたが大好きです…