詩人:soRa
夢の詰まった宝箱には四つの暗号がかけられていた
一つ目は案外簡単ですぐに解かった
二つ目を解読したとき僕の周りに知らない人たちが集まり始めた
三つ目はその人たちが話し合って答えを見付けてしまった
四つ目はどうしても解からない
僕は全てを我慢して夜も眠らずに必死に答えを探した
誰かが耳元でささやいた
解からないならその鍵を壊してしまえと
違うんだ
何かが違うんだ
僕がしたいのは暗号を解く事なんかじゃない
言いたい事もいえない
やりたい事も出来ない
全て押さえ込まれてしまう
僕はいつのまにかあの人たちの宝箱を開けるための
ただの道具にされていた
僕の夢はこんな箱には入らないものだったはずだ
おかしくなりそうだ
欲望がいつも僕の邪魔をする