詩人:チューリップの花束
義理とか義務感とかじゃない
前も言ったけど貼り付いたりしないよ
君がいなければ
わかるんだ
自分では気がついてないかもしれないけど
何気ない一言でやっぱりそうなのかって
君はあんたの病気のせいだと否定するけど
君に違いないって思う時がよくある
具体的には指摘しないけど毎日のようにそう思えるんだ
これが僕の幸せなのだろう
もし万が一にでも現実を手にしたら
この幸せはなくなる
びっくり箱が空けられるような毎日はなくなるだろう
別のまったりした幸せがあるかもしれないけど
些細なことで怒りを買う可能性が高い
こんな僕に君は落胆するだろう
今の僕は傷つきたくない
戦闘機のパイロットも最初の飛行では足が震えただろう
死ぬかもしれないならそれなりの覚悟が必要だ
リスクをとるのはまだこわい
でもきっと君の方が多くリスクをとることになるだろうから
ずっと警戒してることだろう
死ぬまでこのままでいいよ
死ぬ際に考えが変わるかもしれないけど
何もなくてもマイナスよりはいい
リスクをとればマイナスになる可能性がある
今のままが僕の幸せなのだろう