詩人:aria
根が這ったのさ思いがけずどこまでも値が張ったのさ埋まるものなら幾らでも芽を摘んでもキリが無い眼を瞑っても仕方無い葉を千切るのさ生える端から殺すのさ刃を磨いだのさ映える光に惚れたのさ花は枯れるもの華は衰えるものならば尽きる迄待とうかねならば月夜を纏うかね実が朽ちたら行こうかね根が這ったのさ思いがけずどこまでも音を上げたのさ思い通りにいつまでも実は朽ちるから行こうかね