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詩人:微笑人
こんなに汚れた私が
「初めて」を
私の中の暖かい場所に
隠していることを
誰が気付くのでしょう
平気で君と交わる私が
「初めて」を
呼び続けているのを
誰が知るでしょう
無邪気を装う私が
淡々と愛をこなし
それでもやはり
無邪気に「初めて」を
探していると…
眠れぬ夜に
悪を装い誘う私が
悪になりきれず
「初めて」を想い
我を失うことを…
そして
いつの日にか
という期待をお守りに
明日もまた
誰かと
交わり続けるでしょう
どうか
あなたが
教えてください
「初めて」が
止めてくれる日など
来ないのですと