|
詩人:未知
明日の方角さえ
見失いがちな現代じゃ
臆病になるのもうなずける
けど、光射すところには
影だって出来る
眩しく強い光ほど黒く
濃い闇みたいな影が。
嘘偽りばかりが、
きらびやかに踊る街並み
どれだけ熱中したって
冷たい現実もある
また何だか醒めそうになって
不意に泣けてくるよ
だからこそ今は、君が必要なんだよ
確かなもの、揺るがないもの...
どんな場所で
迷子になったとしても
また戻りたいと
思わせてくれるような
君のその、やさしい魂の住処
もう君のことだけだよ。
それしか考えられなくて
今は何も手につかない
愛することで救われるなら
それでもいい...
それだけだっていい
震えながらも
踏み出したその一歩を
今夜は自画自賛して
眠りに就きたいんだ