詩人:どるとる
本心はいつも仮面のような偽りとお世辞に隠されて仮面のような感情のないただ穴をあけただけのような冷たい無表情を創り出させる
心に形成された偽りの感情が本心を蝕みいつか消そうかと目論んでいる
私をつなぎ止めてるのはなんなんだ
こんなにも日々、息苦しいのに
仮面は僕を明日へいざなう
生きることがあたかも正しい摂理のようにそこはかとない理屈を私の脳髄にくべながら
仮面は僕から離れない
いつまでも心に張りついたまま
僕を遠い未来へもはこぼうとする
私にはこの仮面を悪か善かを知ることはできない
だから仮面と今日も踊る
日常というほんのささやかな舞踏会で
自分の影と踊る
愛想笑いを振りまいて欲望と偽りとちょっとの愛と優しさで時は過ぎゆく
バラとワインと華々しくもどこかもの悲しい日々の中
僕は退屈まぎれに詩でもとほざく。