詩人:甘味亭 真朱麻呂
ボクは今までここにいてなにをしていた
その過ちに気づくまでしばらく時間を費やした
ボクのみつめてる確かなあしたは
本当にボクが思うようなあしたなのかな
誰もが行きたい場所はきっとボクには向かない場所だろう
それよりも誰一人行かないような場所こそが僕の行くべき場所
最良の居場所
人生という旅をするって事は日常を繰り返すこと
金を稼げるわけでもない
たいしてイイコトない
だけれどみんなそれでも生きている
何かを信じて 何かにすがって
ボクらのあしたはそんなふうに続いてゆく
いつまでもいつまでも変わらずに ずっと
この広い大地と
どこまでも青い空に包まれながら歩いてく
生まれ育った空しか知らなくても
大丈夫
旅に出ればいいだけさ
さあ アシタへ
それがあしたへと行くための唯一の方法さ
ああ ミライヘ
かけ出してゆくよ
ボクらのあしたに向かって
さあ 走れ 振り向かずに進め ボクよ
離れてはまたあらわれる 自由気ままな今日のなかで
包まれたときのあたたかさに思い思いに笑ったり泣いたり
そんな記憶がボクらつよくたくましくしてくれる
心のアルバムひらけば ほらよみがえる
今でこそ輝くセピア色の日々
絶え間なくあしたへとつながってゆく
今日があしたに
あしたが今日に
ボクらは気づく
ボクらがつなげてゆく いつもいつも
日々のパズルに迷っても
ピースはかならず絵になってるから
見比べればいつか答はわかる
心の中で完成図を想像すればわかる
だから夢は叶う 涙でしめらせた日々の先でボクを待っている
あしたは続く
絶え間なく その先へボクを導くように呼んでいる
おーい おーい…
この旅は終わりへ向かうための旅じゃなくまた新しい始まりへ歩き出すための旅とボクはうたう。