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詩人:どるとる
君を想うと夜もまんぞくに眠れないんだ
自分でも不思議なくらい いつも頭の片隅に君の顔が浮かんで離れない
何か考えるたび
君が頭の中で
僕に優しく笑いかけるよ
夜空の遠くで輝く
大きな六月の月と
窓をかすめるように
流れていった彗星
どうでもいいことかもしれないけどただ君に優しくしたい
時間があるなら 君と肩を並べて 同じ時の中で くだらない話でもいいから できるだけ一緒にいる理由が欲しい
そんな気持ちが僕の中にある
知らないあいだに僕も人並みに誰かを好きになってた
君といるときほど幸せな時間はないよ
もしそれを愛と呼ぶならば
進むべき道は見えたね
僕の『ねえ』の一言で 僕らの旅がはじまる
愛はえてして難解で はからずとも複雑なものだって 分厚い本の中で 学者が語るけど 本当は すごく簡単で
ただ 互いを思い合う気持ちがあればいいだけだ
そして 永遠に消えないような 何かをお互いに持っているだけでいい
それが見えないものでも 二人にはわかるから
夜明けとともに僕らの旅ははじまる。
もし誰か愛する人がいるならば
その人に全てを捧げても惜しくはないね
もし僕を誰よりも愛してくれるならば
これ以上幸せなことはこの世にはないね
もしそれを愛と呼べるのならば
迷わずに抱きしめればいい
ためらわずに愛せばいい
それを僕らが愛と呼ぶのならば 疑う余地など どこにもありはしないから
愛し合おう 死ぬまでずっと
そこにある愛に もたれかかるように
心の中で熱く燃える思いを ひたすら愛と叫ぼう。