詩人:どるとる
1日一生懸命不器用ながら働いて
汗もかいてため息ついて何度も迷ったり悩んだりしたけど 気づけば日は暮れていた
帰り道はいつも一人
残業した日には
なんだかいつもの道なのに 長く感じるような夜は きまって悲しいことがあった日だから 涙があふれ出してくるよ
それでも誰も慰めてくれる人はいない
自分の涙は自分自身が拭わなくちゃならない あたりまえだけど たまには誰かに慰められたり ほめられたりしたいのさ
『頑張ったね』 その一言で なんとなく幸せな気持ちになれるから
幼いときはなにをしても頑張ったねって言ってもらえたけど
大人になって いろいろ頑張ってても そんなものあたりまえと誰も見向きもしないよ
生きるだけでこんなにも苦しいなんて
思わなかったよ
それでもどこかで信じてる 明日になればきっと今日が嘘に思えるくらい晴れ渡る日になるんだと
それでもいつも裏切られて 雨に降られてることのほうが多い
それでも 何度でも僕は信じてる
明日になれば きっと
明日こそは きっと
今日の悲しみなど笑い話にできるくらい
いい日になると 考えながら考えながら 今日の涙を必死に押し殺すのさ
あたりまえと言うけどそれは違うよね
生きることは思う以上に大変なんだよ
いいさ
他人に何を言われても
気にしないさ
明日になれば そんなこと忘れてしまうくらい 僕は笑ってるから
天気予報になんて
惑わされないぞ
雨だって
台風だって
猛暑だって
いつもと何ひとつ
変わらない
僕がそこにいる
僕はそこにいる
信じてる
待っている
僕は何度でも
そしてやがて
降り注ぐ
まばゆい光は
僕を照らして
言葉じゃない
無音のメッセージ伝わるよ
頑張ったねって言うように
ほらね 涙で汚れてた僕の顔中に幸せの花が咲き誇るんだ
明日になれば
明日になれば
今日の自分を
笑ってる僕に出逢えるさ。