詩人:甘味亭 真朱麻呂
時計の針が刻む時間の中で
ときにはボクらはゲラゲラと笑い
かと思いきや泣き出したりする
たった一日されど一日
長いこれからの人生からしたらたかが一日
だけれど気がつけば今日明日にもつきる命
そんな日が来たら何よりも時間が恋しくて1分1秒でさえ心底尊く抱きしめるでしょう
1分1秒 コンマ O.何秒
長い人生 時を刻む時計と今日もにらめっこ
針が狂うほどあまりにみつめられて恥ずかしくなった時計さん
赤くなったお鼻を明かり消してボクにわからないように隠した
いつまでも此処にいたいな
大切な人と当たり前な生活に追われていたい
忙しく働く今じゃそんな事いえないけど
死にたいとは思わないから
明日もボクのまま生きていこうとこころ密かに誓ったボクでした
今日のボク だめだったな
ならば明日は満足できるボクでゆこう
大丈夫 自分を信じて少しずつ黄昏に包まれて暮れてゆく
命の夕景を眺めながら
あふれる涙と少しずつ高くなる背丈で見る世界
視野は同じなのに目の高さが違うからなんとなく世界が広くなった気がした
こんなにも大きくなったけど世界はそんなボクよりずっと大きくて広い
負けた 負けた
だから知らない事たくさんまだある
だから知らない事知るためにゆこう
生きて 生きて 生き抜いて生ききるまでは 弱音が出かかってもすかさずしまって
死ななくても死に物狂いで歩いてく
時を刻む音と命を打つ音が重なる時に有限の時間のはかなさや尊さを感じながらいつも笑ったり泣いたりするよ その意味をかみしめて
人生は長い短いじゃなく濃密さだという人がいる ボクもそう思う
決められたり告げられた余命(いのち)の終わりに明日を生きるかどうかを迷うな
自分の存在を君が信じてる限り存在は命尽きてもけっして嘘にはならないから
なあ明日も負けずに俺と生きないか…?