詩人:甘味亭 真朱麻呂
誰かがいつかさりげなくなにげなくくれた言葉が
こんなにも今のボクの支えになってボクを強くしてくれてる
そのとき奇跡のような言葉の力をはじめてボクは知ったんだ
ただ相手からしたらなにげなくなんとなくなのかもしれない
もしかしたら違う意味でいったかもしれない
それでも受け取った側の人がどう感じるかで意味や形はたちまちもとの姿をいろんな形に変えるんだ
だから言葉はおもしろい
やめられない
この言葉集めて
ひとつの組み合わせつくるような詩の世界に魅せられて
幾通りもある
無限通りもある
言葉の果てしない広さに心を打たれてまた描き出す
なにもない真っ白な紙に色もないのに白と黒で鮮やかな詩の世界をたくさんの人の手で描かれる
手という意味では同じ手なのに
人により違った詩が描かれるから素敵なんだ
そしていつもいつもいつもボクは思い知るのさ 限りない言葉の力を目の当たりにするんだ
誰かが認めてくれればまた新しい描き出す原動力(ちから)となる
ボクにとっての言葉の力を確かめる方法はどんな言葉でもボクの放った言葉が聞いた人の心の中でどんな風な形になりどんな風にその形をその聞いた人が表現し顔にあらわすかで決まる
みんなもそうなのかな
魔性の言葉
されど
神秘なる言葉
いつもいつもいつもその力にふれるたび
何度でも神様をおがむような気持ちで ボクは言葉がくれた勇気という力(ひかり)で言葉に感謝しその感謝を感謝で返すよ
言葉の力に肖りながらたくさんの詩で人と人の心を語り 見えないなにかでつなぎたい
これからも言葉を使わさせてもらえる喜びを感じること許してもらったら
また新しい詩を書くために机に向かう
ボクはまだ名もない詩人 もしかしたらこれからも変わらず名もない詩人
それでも詩を書けるだけで幸せな事だからこんなにも心満たされてる。