詩人:甘味亭 真朱麻呂
茜の空見上げて生きる喜びを知ろう
こんなにもきれいな空を眺めるだけ
それだけでほらこんなにも笑えるんだ
いつか今日と同じこの場所で誓った遠い日の約束
いま果たしましょう
現実のものにしよう
指切りげんまんであの日約束した日の空も茜色だったね
いつもやさしく見守るように人がさびしいとき空にはかならず茜色の空があるから
見上げてごらん
そこには目も潤むほどのきれいな景色が広がる
空のすべてを茜に染める
やがてどこまでも広がる雲の向こうに明日を映すもやさしく人の中にある灰汁をすくいだすように空はあかくあかく染まるんだ
いつでもあなたのそばに悲しい出来事と共にやさしい茜は気がつくとそこで笑ってる
あなたのあとをどこまでもついてきて夕陽の妖精はボクを心配そうに見守ってる
寄り添うように
寄り合うように
重なり合うように
ボクをつよくつよく突き放さず抱きしめる
そのあたたかさとやさしさでけっして安易に責めない
お母さんのようないっぱいの愛で
それが茜のつとめだとしてもこんなにほら抱きしめられた心があたたかい
茜はふれた人の心もやさしくする
ボクのすべてを
すべての人の心を茜に染めて。