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[148370] 風に吹かれて

詩人:鰐句 蘭丸

軽トラの荷台のうえで昼寝をしていた

川に架かった橋の下の日陰は

風が吹くと少し寒い

起き上がって
河辺に並んでいる せいたかあわだち草 キリン草とも言うのかな

黄色い花房が伸びて

風に吹かれるたび

みぎひだり

並んで ゆらゆら

いつか見た景色みたいな 懐かしさ

あのとき 君は俺の横にいてくれたね

未来なんか考えもせずに

ただ

風に吹かれて




2009/10/08 (Thu)
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