詩人:さみだれ
パイプオルガンが耳に障る
懺悔をしてる人
それを聞く人
祈る人
それを聞き入れる人
祭壇には誰もいない
嫌な感情
マリア様は透き通る
太陽が虹色
化け物が言う
もう帰ろう、と
いよいよ讃美歌までも聞こえてきた
私は言う
まだだよ、と
そのうちぽつりぽつりと人が去り
神様が去り
残された心ない母と
醜い化け物
私は祭壇に捧げる
この世の屈辱、悲壮、倦怠
様々なものを捧げる
私の日課
神様は受け取ってくださっただろうか
いいえ、すべて神父が捨てました
誰の断りもなく
2011/10/10 (Mon)