詩人：放射能�]

『告白♀』
女子トイレの
ファンです
行け行け
やっちまえ！
応援してます
大好きなんです
ずっと
黙っていたけれど
秘めた熱い想いを
打ち明けずには
いられなくなって…
変態じゃありません
正直なんです
侵入じゃありません
ここは聖域
誰でも同じなんです
そして
平等を愛する君と
恋人になりたくて…

『独白♀』
ミニスカじゃ
めくる楽しみは
短い分だけ
失われてるんだよ
魅力があるのは
君じゃないよ
皆さん！
わかりますか？
エスカレーターの
下からふと見上げたら
見えてしまう
見たくなくても
そんなもんに用はない
もっと崇高で
神々しいものなんだよ
オリンピックの
競技に入れても
いいくらいだ
できれば僕の存在を
隠せる程が望ましいね
脚にしがみついて
じっとしてるのもいい
スカートの中で
だけど
ハイセンスな一瞬の
芸術の前では
身体なんてゴミ同然さ
めくれあがる
と言うより
翼を広げた羽根のよう

『下半身♀♂』
下半身だけでいい
アレがあればいい
他は
オマケに過ぎないし
キレイなものにしか
目を向けない人に
僕はとっても嫌われる
きっと上半身だけで
生きてるに違いないね
言葉は虚言の為に…
そして嘘つきの為に…
自尊心が邪魔したの？
アレは存続の為に…
か？