詩人:甘味亭 真朱麻呂
まばたきする瞬間に一瞬だけ君が視界から消えるから 不安が頭をよぎる
あけた瞳に君が映るからボクはその瞬間に生まれた不安をぬぐい去る事ができる
だからこそボクは今という瞬間を永遠に生きたいと願い思う
そのボクの世界のすばらしさを誰よりも知っているのはほかの誰でもなくボクしかいないから
君がいるこの世界のすばらしさと自分より大切にしたいと思うこの気持ちをなによりも愛しているから
君のことも好きでいられるんだ
ボクはそう思う
だから君はいつまでもボクのまばゆい太陽でありノドの渇きを潤す水でもあるのです
この砂漠のような広く暑苦しい世界に唯一咲いた希望の花なのです
君がボクのそばから枯れるときはボクが枯れるときだからずっとずっと咲いていてほしい
君がいなかったらボクは砂嵐の吹き荒れるこの世界をなにが悲しくて生きるのか
理由さえも見失うから
いつかボクの砂漠に咲くことゆるしてくれた君のこと
その代わり永久の愛を誓ったこと
どうか努々忘れぬようにボクは日々心に刻んでいる
いつか誓った愛がいつの日も確かなものであるようにと祈りをこめた
愛のしるし
愛のあかし
刻んでいる
トゲトゲしたサボテンみたいなやつしかいないと
広い目であたりを見渡せば君のような人もまだいる
絶滅危惧種みたいなあなただから
ボクはあなたを守る使命を果たし終えるまでずっと愛の火を消さないから
砂漠に一輪咲いたあなたの勇気が無駄にならないようにボクといてよかった
生きてきてよかったと思えるような未来(あした)を愛想つかされないうちに贈りたい
愛をもらったその代わりに
愛をいただいたその喜びに並び立つ愛を
またはそれ以上の物を君にあげたい
砂漠に自ら咲くことを選んだ勇気あるあなたのようにボクも強くいよう負けないんだと心に誓い悲しみもなんのそので前進をくり返す。