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詩人:甘味亭 真朱麻呂
あいさつにはいろんなシチュエーションがあるけれど
いちいちその場にあわせて考えなくても
自然と人はあいさつをしているから不思議だな
いろんな人に今日もあいさつしまくるぜ
ありがとう 返ってきた言葉が嬉しく感じれたならそれはあいさつのすばらしさを理解したあかしだよ ただあいさつするだけで人の心と心はつながってしまう
見返りなどなくたってあいさつをあいさつで返された当たり前な心地よさだけで人は満腹になれる
ご満足できるのだ
この手は口以上にものをいう
そんなきびしい言葉で威嚇する動物たちがひしめき合った世界なれど
あいさつひとつでずい分その場が明るくなるよ
不思議なあいさつの魔法
そのすごさにいつもいつも一本とられて
今もその一本取り返せてない とられたまんまあいさつにだけは顔があがらない
さよならいって笑える人
はじめましてって泣き出す人
いろいろなシチュエーション 言葉にしただけじゃわからない秘密が世界にはたくさんあるから ぺこりとお辞儀するボクら内心ちぐはぐ絡まった靴ひもみたいさ
今日もこんにちは
おはよう また明日
いろいろ繰り返すただの言葉 されど流石な言葉
あいさつとは言えない言葉もあれどもすべては言葉で
あいさつに形などなくてただその清さを汚さなければあいさつはいろいろな形に姿を変えていく
人がその姿を変えるたびきっと誰かの心に今日もひびいてる
いつもあいさつがあるところにひびく
ステキな言葉
人だからこそ使える言葉
自分を人間なんだと疑わずに改めて感じられる瞬間
それがあいさつが与えてくれるもう一つの元気
君も感じるかい?
あいさつしてみるかい? まだ未体験なら感じてみるかい?
あいさつのすばらしさ
赤になったら信号は止まれ青なら進め
そんな常識だらけの世界で唯一自由をゆるされた無法の扉。