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[133886] ふたりのいろ

詩人:甘味亭 真朱麻呂


いつの日かボクの色で鮮やかに染めた思い出がいつの間にかボクの人生すべてをその色で染めていた

どこまでもあたたかく温度のあるその色でどこまでもずっとボクはあたたかいよ
守られてる
抱かれているような気持ちでボクは思わずにやけちゃうな

それは要するに簡潔にいえば
愛の色 キミの色
愛の色はキミの色
そんなわけなのです
振り返る前にいつもキミが僕より一秒一歩手前に顔をのぞかせるからかなわないや

あの日出逢った日から僕のすべてはキミ色に染まった
そして愛を知らない僕もなんとなくキミの真似をして僕の色にキミを染めたの

そのときの二つの色がここまでついてくるとは しっくりくるとは思わなかった
でもぴったりサイズさ
キミも僕も似合ってる

笑いあう声が左の耳から右の耳へまたその逆へ繰り返す 鼓膜をふるわせて やがて心をふるわす
そのすべてはあの日の出逢いがはじまり
嬉しくてついほころんでしまった顔が鮮やかな極彩色に染まってほら 愛の色 キミの色 にじみ出てきたようだ
キミの顔にも僕の色 愛の色 にじみ出てきたよ

二人はなんとなく笑顔でその場をおさめるため飾った
ふたりの色で
ふたりらしく
ふたりの侭で
ふたりなりの

結末をいつも導き出して はじき出してやっぱ最後はこの笑顔
渾身のスマイル浮かべてるよ
音符のうえに腰をおろして一眠り
夢の中 キミに起こされるまで夢心地
スヤスヤ眠る。

2008/11/02 (Sun)
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