詩人:どるとる
ねえ 今 あなたは幸せですか?
幸せの基準が高すぎて 本当の幸せに気づかないなんて悲しいと思いませんか?
どうですか?
幸せの定義なんてえらそうなことほざく前に 三食飯が食えて 家があって
あたたかい布団で寝れて 家族がいて
何ひとつ何不自由なく生きれるなら
それで満足すべきだろう それ以上何を求めるんだ?
この世界は理不尽なことばかりかもしれない
生まれる場所や
育てられる親や
生きる環境や
人のせいにしてしまうようなことがたくさんあるけど
結局自分の人生
そんな境遇にも負けず生きてる人はたくさんいるんだよ
そんな影の世界があることを知らない生易しい家庭で育った人にはわからない悲しみや孤独がある
そんなことを思えば僕などなんて幸せなんだろう
すべてに感謝すべきだね だから皮肉るようだけど迷わず言うよ
ありがとう
僕がいる場所が光ならばあなたがいる場所が影なのかい?
だけどあなたは自分の境遇をうらみもせずに 優しさと愛を知っている素晴らしい人なんだ
僕のいる場所にはない 光があなたには見えているみたいさ
僕はあなたの背負う影を知らない
幸せに慣れたみたいに惚けちまったみたいだ でもあなたが涙を流すと なんだかあなたの痛みが伝わるよ なんだか抱きしめたくなるんだ
そんな光と影が交錯するこの世界で
何が悪いか正しいか
言うまえに人として
僕はやるべきことをすべきだと思う
頭の良し悪しなんかどうだっていい
スポーツだとか
特技だとか
くだらないよ
必死なのは
人として持っていなきゃならない
血の通った心
そして
人の痛みがわかる
優しい気持ち
光はあなたの瞳に映っていますか?
貧しいのは僕だったね あなたの瞳に映る光がなんとうらやましいことか
僕は自分の見てる光が嘘っぽく思えた
本当の幸せを知る
あなたに僕は
大切なことを
おしえられたんだ。