詩人：甘味亭 真朱麻呂

ボクはボクだから
キミはキミだから
それでいいんだよ
キミはキミらしく
ボクはボクらしく
生きればいいんだ

だからどんな結果をつれてきても間違いなどない ただそれに見合った未来がキミを待つだけ

時々自分で勝手に限界を決めて
大きな壁におそれをなして追い越せないことに限界を見てしまうけど
それでも逃げずに壁を越える方法探す
本当はそんなものありはしないのに
自信たっぷりな表情で強気にみせるボクをキミは望んでるから

ボクがボクという壁を越える日はボクの中にある不安のすべてが消える日だ
そして同じ不安を年寄りになるまで引きずってきたことに気づいて禿かけた白髪頭をやさしく撫でる
不安はぬぐい去れないから
せめて小さな柵をひとつひとつ越えてなんとか自分がだめな奴にならないように
自分らしく少しは人間らしくすべてだめなんだと思わないでやるだけやってみて頑張るから
大きな壁はまだ越せなくても小さな柵を越えるボクを今は愛して
決して生きることを手放して逃げないから
不器用でも不器用なりの光みつけて頑張るから
見ててくれ
この精いっぱいの姿

ボクはボクらしく
キミはキミらしく
ボクはボクらしい
キミはキミらしい

そんな光が誰にでも見えるから
すぐに諦めないで
まだ諦めないで
いつの日かそうして繰り返してきた日々が宝物になる
花は咲くよ
頑張るキミの

どんな失敗も自分らしくてステキじゃない
失敗しなくなったら人間じゃないさ
失敗するたびに心で笑ってやれ
恥じることはない
ニワトリみたいに甲高い声でばかみたいに自分を叱る奴らをとことん嫌う
それが普通だぜ

きれい事が世の中を乱舞する

いろんな事情に悩みながら惑わされながら
人は迷い道をゆく

それが人間らしい生き方
人間の形
そして自分の形。