詩人:しゅんすけ
壊し方を知っている
無秩序に積み上げられた幸せの
恐ろしくあっけなく
実に簡単に崩れ去る
でも人って面白いもので
その瓦礫の上にまた似たような無秩序な幸せを積み上げる
今度は倒されまいと沢山の支柱を立ててはみるけれど
無秩序故に
自分で撒いた水で腐らせたりなんかしてまたあっけなく崩れ去る
良いことなのか悪いことなのか
そんな誰かが勝手に決めた善悪の境目に支配されて
それでも毎日せっせと幸せを積み上げる
壊し方を知っている
それでも毎日せっせと幸せを積み上げる
良いことなのか悪いことなのか
そんなことは
もうどうでもいい