詩人:まとりょ〜鹿
時の流れに身を任せと歌った人がいた
時の流れは残酷だと嘆いた人もいた
どちらも然り
僕は今、平穏
何もない
捨ててやったさ
社交性は学生時代から赤点さ
それでいいやと追試も受けずに投げ捨てた
だけども、どうだ?
毎日楽しいか?
村八分の様な
苦痛でしかない空間で
ひたすら悪目立ちしないようにと業務をこなし
帰る時には死にたくなるような虚しさに苛まれて
幸も不幸もなく
明日の仕事の為に寝て
また憂鬱な朝日が昇り巡って
時の流れに身を任せるどころか飼われて、数年何とも変われない
時とは残酷さと思えるようなドラマティックな筋書きもないままに筋通らぬ生き様は不様ね
痛いのが怖いくせに
死ぬその日をただじっと待ちわびてる
きっと負け犬にすらなれない。吠えないし噛みつきもしない。
平穏無事とはちょっと違う
平穏に心が蝕まれてゆく痛みに怯えてる。
ちゃんと人間をしたい。
この負の力でお湯でも沸かせたらいいのに。
太陽が落ちて
駅まで徒歩15分
僕は無性に死にたくなった