詩人:pereo。
少女が泣き叫ぶ
「何でこんなんなってんの」
赤い夕焼け空から
破れたガラスがにわか雨
きついなきついな
それはきついな
「叫んだところで何も変わんない」
由縁ある雨で
少年が笑い出す
「こんなつもりじゃなかった」
暗く曇った空から
死んだカラスが降り出す
いたいないたいな
それはいたいな
「後戻りなんて出来やしないのに」
応報の雨で
日常の片隅で狂気を育てて
何時かは来るって分かるだろう
こわいねこわいね
それはこわいね
「避けたところで何処にもいけない」
土砂降りの雨の中で
2012/01/23 (Mon)