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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 「愛重計」への投 票 〜

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[134118] 愛重計

詩人:甘味亭 真朱麻呂

ねぇボクの歌が聞こえてるの?
ねぇその涙はボクの歌が引き寄せてるの?
ねぇボクの声はキミの心に届いてる?
こんなに叫んでも叫んでも言い足りない愛の言葉を集めて
つくったボクの歌

静かに流れゆくボクの声
ボクの歌がどんなふうにキミには届いてるのかな 知りたいのです
気持ちだけがボクの中から飛びだして魂の抜け殻がキミの隣でこたえを待ってる
ただボクは歌う
きりもなく 愛の歌を

キミじゃなければ…
キミだからこそ…
でてくる言葉はありきたりなころし文句
ボクがほんとにいいたいのはそんなカッコつけた気障に飾り付けられた言葉じゃないのになぜか捨てられない
キミを本気で愛してるのに
それだけがこの気持ちを嘘っぽくする

ねぇ 愛を 愛を 証明する何かを神様ボクに今すぐ届けて
小包程度の証でもいい
この愛の この言葉が簡単すぎて愛の深さが伝わらない
気持ちに追いつけない
ただあふれる思いだけがボクを出口なき迷路に閉じこめる

はかりしれない愛の重さにボクはもうたえられない

ねぇ…愛をボクに教えて
過ぎゆく月日
見送りだした夜
少しずつ少しずつ愛は難しくなる
昨日よりキミが愛しくなる
そのぶんだけボクは傷ついてく

愛の重さが量れる愛重計は心の中にあるとみんないうだろう
だけれどみつからないんだ
こんなに愛してるのに
日々ばかりが風のように過ぎ去るばかりで

ボクの心とキミの心同士支えてる愛がそれぞれになにを伝えたがってるのか
キミだって重いだろうに一言も文句いわない その思いに痛ささえ感じても

ボクにはその愛をかたちにしてあらわすことさえできない
人を愛すことが難しいんじゃない
キミという存在があまりにも尊いんだ
みえない愛を信じることいつまでやっていけるか
ボクと愛との闘いの火ぶたはあの日からおりてたんだね…

2008/11/06 (Thu)
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