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[169649] 悲しみさえも愛すことができるかい?

詩人:どるとる


泣いて笑って
また泣いて
その繰り返しで
日々が流れてく
世の中の掟を
時に怪しんで
ふと気づけば
いつも大衆の中で
孤独を味わっていた

腐った大人たちのはびこる世の中に本当の幸せなんてないんだ
いつも大切なのは
守るべき未来は
人々の笑顔だったり
何気ない優しさだったりするんだ

言葉にもならない悲しみや喜びを抱きしめて 歩いていけるなら僕はそれ以上何も求めない
つまらない欲望に目を光らせて生きていても本当の幸せに気づけないんだよ
だから僕は独りだって生きていける強さを求めて旅に出るんだ

今日もあたりまえのようにして訪れる夜明けに 迎えられるようにしてまぶたを開ければ新しい朝の光が僕を包み込むよ

答えのない日々を生きて 完璧じゃない人と交わって 僕は生きていきたいんだ
不器用だって指さされたってべつに構わない 旅人を気取って風に吹かれて 僕は生きていくだけさ
この僕の中に広がる孤独の宇宙は やがてひとつの答えにたどり着く 新しい光が僕を包み込むだろう

今日よりも明日よりももっともっと素晴らしい1日に出会えますように かすかな祈りを込めて 僕は羽ばたく鳥のように
踏み出すんだ 新しい一歩を

悲しみさえも愛すことができるかい?
きっとそしたら本当の幸せにも気づけるだろう

そしてまた僕は
泣いて笑って
また泣くのさ

ふざけたこの世の中で唯一信じられる何かを抱きしめて。

2011/07/10 (Sun)
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