詩人:どるとる
出来すぎた偶然に
導かれて
出会ったような
二人だから
簡単には離れられない
いくつもの季節が二人の瞳の中を通り過ぎて また同じ季節がやって来る
思い出なんてたいそうなものになるような特別な記憶なんてないけど
あなたと笑うとき
あなたと涙するとき
そのひとつひとつが僕の誇りだと思うんだ
抱きしめている
愛されている
でも
抱きしめられている
愛されているばかりであなたに何もしてあげられずにいるよ
僕が愛されているように
君が僕を愛すように
僕もあなたを愛したいんだ
抱きしめている
この世界でたったひとつの愛を
そしてこの世界でたったひとりの人を
愛している
そんな同じような毎日が繰り返される日々 街並みは今日も日暮れを迎える
真っ赤な空にあなたの笑顔が太陽よりも輝いて 見えたよ
僕の太陽 永久に僕を照らし続けておくれ。