詩人:さみだれ
でたらめな絵を描いた
意味があるんだと言い張った
足を止める人はいなかった
それでもめげずに描いていた
あの絵描きはどこへ行ったのだろう
忘れてもいいようなことなのに
あの絵は誰の手にあるのだろう
見向きもされないような絵なのに
いつか忘れた夢が帰ってきた
そうはしゃぐ君が可愛らしくて
いつまでも夢が寄り添ってくれるように
はしゃぐ君のことを祈った
意味のない言葉なんてないだろう
もしも意味がないのだとしても
誰かが気づかせてくれるだろう
今は意味のないでたらめな詩でも
2011/10/12 (Wed)