詩人:甘味亭 真朱麻呂
ただ世の中に反抗ばかりしていたい
狂ったみたいに閉じこもりなにも聞きたくない
世の中の流れを知らなくてもやがては終わる人生
おとずれる死の時
わかってる
わかってる
だけれどそれだけが僕が僕でいられるあかし
だけれどそれだけが僕が僕でいる為のしるし
罪だと問われても
こんなもんしか僕には残されてない
これを捨てたら僕はもう明日が見えない
代わりの光をくれるなら話は別だけど
どうせなにも用意してないんでしょ?
ただ親たちみたいに大人は差し出せというばかりでなにもくれやしない
奪うばかりの人たち 奪われるばかりのもの
マイナスしか出ない赤字続き 倒産間近の会社みたいなもんだ
終わりの兆しがそろそろ見えるころ
日々の縄ばしごをのぼるがとてつもなくいやなんだ
そんな誓いなどもはや時間の無駄
話し合いの場を求めるならはじめからそうしてよ
だから壊れてく少年の心
皆、わからず粉々にする
なにものにも染まりたくない孤独な色
今もまたどこかでひとつ消えた。