詩人:受験生
空がキレイすぎて
まるで自分が
汚く思えてくる
ただ毎日が過ぎる
何も思わない
何も感じない
ふいに思う
とうとう世界に一人残ってしまったか、と
どうして生きてる?
そんな事に意味は無い
きっと明日という
予測不可能なもの
があるから
明日にただ
生かされている
だけなんだ
そのうちに自分は思うだろう
いっそ 空になれたら
と、くだらないことを
まったくもって
自分はなんて馬鹿なんだ。
認めてしまえば
ちょろいことも
認めたくないと思うのが
自分だ
認めてしまったら
すべてが終わる気がして
まったくもって
前へ進めない
こんなんじゃ
お前
空にもなれないぞ