詩人：ソープ嬢媒体

何が悪かったのか
悪さは
二乗も三乗もしていき
機嫌が悪い
親が悪い
環境が悪い
全部悪いにツケといて
ヒロインも
ヘロインも同じなのよ
私にとってはな‥
考えるのは死ばかり
ねぇ待ってよ
本来なら異性の事で
頭は
いっぱいの筈でしょ？
くる日もくる日も
死が恋人
片時も離れたくない
死を前提に生きてるの
私は背を丸めて
座って
そして石コロになった
私のオモリは
抱え込みきれない
重量だと知っていた
愛とは言い訳
欲望では許せない
プライドの高い人が
置き換えたもの
ないない
ありゃしない
私が爆発すると
有害物質が流れ出して
死者は
何億人を数えるのよ
不安定で扱いが難しい
手を焼かせる技に秀で
悲しみを
突破できないでいます
わかってるのよ
死んでも私が
楽になる事はないと
涙の奔流を
せき止められずに