詩人:rei
あの日描いた
ラフな落書き
イチャモン付けるあなた
クスリと笑うわたし
それきりの時間を
何とも思わずに
やり過ごしていた
「きれいになりたい」
それきりの願いを
何とも思わずに
浮かべていた
白く長く綺麗な指で
うっとりとしながら
撫でられて
峻巡と退屈を
日向のベランダで
気怠く馴らしたり
いつも通りあなたを
愛していました
「きれいになりたい」
幸せであることの
大切さも認識できず
「きれいになりたい」
喜ばせたいばかりの想いや
恋はただの我侭を
許してしまえるくらい
広い広い心を
教えてくれるのさ