詩人:白茹たま
虹は見えない灰色一色の空 見上げようどうしてかな こんな暗いのならいっそ 総て流してよ冷たい雨に心と身体洗われても一度一からやり直したいんだ刺さった棘も総て切れた頬を撫でてじきにこの灰色の世に染まるのなら早くぼくも蝕んで雨に冷やされた心を温めて後悔はしないさ たとえ君が手を汚そうと ぼくは君が笑っていればそれでいいやっぱり虹は見えないね