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まとりょ〜鹿の部屋  〜 「生態」への投 票 〜

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[179925] 生態

詩人:まとりょ〜鹿

継ぎ目に添って一つ
曖昧な関係の呼び名
成れの果てに乞われ

無駄な遣り取りに小一時間を要して


窓の外
空が白むまで煙をくゆらせ
ただただ横になりながら眺めてた。

本当はね、一人だって事足りてた。

小さな寝息を立てる
横面が酷く穏やかで
言い知れない呵責
暫く視線を外していたんだ。

本当にね、一人のままで良かった
聞かせられない有りの儘の己の総て。

交わる事が罪で無く
交わる様に仕組まれ
一人で充分機能していた体が
突然、悲鳴を挙げるんだ。

有り体に云えば
これは継続する為の
生理現象なのだと。

君は誰を愛してる?
気持ち解釈でいけるだろう

この体は、その生態は、そう
ひたすら己を甘やかし続けているだけなのだろう。

2012/12/15 (Sat)
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