詩人:放射能]
ある日
平和な国に
戦争の発端が起きる
血祭りの殺試合
ヤらなきゃ
ヤられるってさ
だけど
お前らの言う通りには
動きたくねぇ
バカって言えよ
oh yes
ずっとそのままさ
臆病者だから
死にたくねぇ
死にたくねぇ
俺の撃った奴が
血を流して
なみだ流して
呻いてるぜ
名案だ
面白半分に
罪悪半分に
遺言きいて
ズラかっちまおう
その時
俺はマヒマヒマヒ
瞬きする暇も
ありゃしねぇ
空襲にビビって
眠れやしねぇ
俺の彼女も
生きてやしねぇ
他人の事など
構ってられねぇ
バカって言えよ
oh yes
ずっとそのままさ
弱虫だから
死にたくねぇ
死にたくねぇ
毒ガスやタンクが
ブッ飛んで
不可視な弾が
体を撃ち抜く
即死する瞬間も
わからねぇで
悪夢から逃げるように
全力疾走
世界中
全部正気じゃねぇ
タイムを
かける余裕もねぇ
俺一人じゃ
動かせやしねぇ
誰一人として
生き返らせられや
しねぇ
これが戦争1990