詩人:どるとる
僕らはいつも 同じように 毎日泣いたり 笑ったりしているだけでほらどうでもいい事が幸せだってことにも気づけずに
見えている幸せの前を通り過ぎるのさ
こんなふうに普通の毎日を送れる事が幸せだとも知らないで
普通に暮らせる事なんて当たり前っていうような顔しているようじゃ バカだね
感謝までもするような事じゃないけど
欲張った末に迎える結末は映画でもあるように 欲張りな悪党は最後は悲惨な最後を迎えるよ
だから ちょうどいいとこで 普通に泣いて普通に笑っていよう
そこに君がいて
ここに僕がいて
休みの日には
花に水をやって
隙があれば
どっかに出かけて
それなりにバカで
それなりに真面目で
それなりに賢くて
それなりに欲張りで
それなりに愚かな
僕らの毎日はきっと生きているだけで幸せ
人生とは幸せをさがして出る旅というのならばいつまでも満たされることのない欲望を満たすための旅は無意味だよ
ほらあなたの目は節穴さ
幸せならいつでもここにある
気づかないあいだに幸せになってる
気づかないだけで
暮らしてる毎日が
もう幸せなのさ
大事なもののあたたかさや優しさにふれたとき 人は気づくのです 今までの自分の醜さと本当の幸せを見えずにいた愚かさに
幸せならさがさずともいつだってここにあるんだよ
毎日 三食ご飯が食べられて 住む家があってさ 愛すべき人がいるならばもうそれはこの上ない幸せ
ゴールから先はないよ
あとはもう引き返すだけ
あとはもう老いぼれてゆくだけ
幸せをさがしても
満たされるのは
欲望だけ
幸せをさがしているならば 目を閉じてごらんなさい
ほらね あなたを呼ぶ誰かの声がきこえる
ほらね あなたを見守ってる誰かのまなざしがあなたを見つめてる
それが幸せってものさ。