詩人:どるとる
常識なんて靴のつま先で蹴っ飛ばして
僕は好きなように生きるのさ
青い空 見上げれば 時は幾度も流れ 誰もが気づいたときには大人になっているんだ
鳥かごの中の鳥のように世の中に飼われているような僕らは
餌が無ければ 生きていけない 立場なんて最初からないものだって決まってるみたいなもんだ
僕のため息が 切なくあふれる真夜中に
言葉はなくても 悲しい そればかりが 頭の中 回り続ける
拳をいくら握りしめたって その拳で誰かを殴れもせずに
抱え込む苛立ちは
進路を誤った船のように どこへ怒りをぶつけていいものか迷ってる
常識なんて靴のつま先で蹴っ飛ばして
僕は好きなように生きるのさ
そう言っていた昔の僕の影がいつまでもつきまとうよ
僕が夢見て憧れていた未来は幻でした
今だから言えることさ
でも振り返らないよ
あとはもう進むだけ
進むだけ 進むだけさ。