詩人:遥 カズナ
骨に僅かに肉がこびりついている死んでしまった理由は食べられたもうすぐ臭くなる一昨日、切り傷にしたバンドエイドを剥がしとると白くふやけた指先はまだ、鈍く痛みもあり乾いてもいない傷口はかまってやる余裕もないと視線すら感じる卑屈さがある「もう、いいよ」なんて言うじゃあなかった誰が食べてしまったかなんてどうでもよくはないけれどどうでもよくならないとどうにもならなくなってしまうから