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[134642] 生きているあかしに

詩人:甘味亭 真朱麻呂


生きている感覚
もっと感じるんだ
僕よ すべての生きている感覚見失ってわからなくなってる人たちよ

この人生が終わりを告げるまえに何かひとつでもみつけるんだ

生まれられた事への喜び
またそれに感謝できるような事を

それが明日に虹を架けてゆくよ
明日にはその虹をわたっている姿が目に浮かぶよ

ほら
あるきだしなよ
生きているあかしに
ほら
大きく息を吸って吐き出してごらん
疑う余地などないだろ
君は生きてる

生きている感覚
こんなもんじゃないはず
楽しく生きるにはそれなりに苦労するけど
おそれず歩きだしてみな

それが明日へと
果ては未来へと
つながる小さくも大きな一歩なんだから
最小にして最大の飛躍なんだから

自分 信じて
進んでごらん
かならず その先に光はある
君が求めてやまない
答がある

だから進め
夜の空には月が君を照らしてるように
いつも君のこと
心配したり守ってくれる誰かが気づかなくてもいるから

それを支えに
月を見上げたら
暗闇もさほどこわくない

大丈夫
君は うまくやれる
大丈夫
君は 夢みる場所へゆける

その素質がある
その資格がある

だから進みなさい
思いのまま
やりたいように
自由なつばさ広げて

生まれたあかしに
夢をごほうびとして自分に捧げなさい
それがこの悲しい世界で唯一ゆるされるせめてもの神からのつぐないさ

君を救えなかった僕からのつぐないでもある

どうぞ僕など置き去りにしてどこまでもゆけばいい
それが君のためになるなら僕は笑って見送ろう

最後のメッセージ
いえなくても
君が笑えるなら
僕は幸せだ
それでいいよ。

2008/11/15 (Sat)
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