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詩人:甘味亭 真朱麻呂
いろんな石ころ
河原に落ちてる
どれもステキだよ
当たり前に転がってる石は一つ一つ違う形や色をしてる
みんなが当たり前だという事がすべてなら僕は今すぐ当たり前を捨ててやる
すべて
風が僕の心をくすぐって無邪気なまでに僕を幸せな気持ちにするから
すべてがほらこんなにも輝いている
石ころころころ
転がってく
君の心に 今
見えなかった真実の光が行き着くよ
まるでふいに吹く風がスローに見えるみたいに
こんなにもくっきりゆっくりリアルに
僕の目に映る
輝きは本物
光る石ころは君の胸の中で夢の原石に変わる
いつかね
いつかね
口笛吹いて待っているのもなんか退屈なんでこっちから歩いてゆくまでさ
それがはじまり
それでいいんだろ?
みんなの当たり前な事
踏みつぶしたいとき
遠慮なく
ひと思いにぶっつぶすよ
僕や よわい人を傷つけるなら
河原に逃げろ
さあ 鬼ごっこ開始だ
夢の石ころ川に向かって投げる
今 それぞれの投げた石ころはそれぞれの未来で光ってる
石ころころころ
夢にころころ
転がってゆく 今
石ころころころ
未来にころころ
転がってゆくんだ
ゆっくり 確かに
少しずつ想いは現実になるよ
描かれた明日に光はあるよ
だからその顔あげてごらん。