詩人:どるとる
時々自分を信じられなくなるのさ
どうしたらいいのかわからなくなるのです
時々自分というものがわからなくなる
大丈夫って言ってても大丈夫じゃない
涙に埋もれて
愛想を振りまいて
媚びを売り歩いて
疲れ果てた夕暮れに
立ち止まる帰り道
何に見とれてる?
何を考えてる?
目を閉じて 数回の深呼吸のあとに 押し寄せる切なさ 波のように
いくつも季節は過ぎ
あなたを写した写真は色あせて
それでも地球は回り続けて 今日も僕はあくびなどして
誰かの悪口を言い
ふて寝する日々
さびしさを隠して
ひとり黄昏ては
暮れゆく空眺め
予報にもない涙がぽろぽろ
そんな日常。