詩人:安曇
いつも一緒にいようって
きつく抱き合ったことも
出来るだけこの世界で
二人くっついていたかったから
ぼやけてきた思い出を
大切に抱え込んで
季節は過ぎていくのに
貴方は隣にいない
無くした手帳の中には
貴方と過ごした日々があって
当たり前に二人でふざけて
笑いあっていたことや
傷つけあい、
泣いちゃって痛かったのもあること
貴方がいつもいた右側が
あれから、やけに悲しくて
何度、振り返っても
あの笑顔も何もないのに
無くした手帳の中には
貴方の影が残っているの
思い出になってしまったなら
もぉ、こんなにも
痛みを感じなくてもいいのかな
何度もあの頃に戻りたいと泣いたの
叶うはず無い、願い事だけ頭によぎっては消える。
いつも一緒にいようって
きつく抱き合ったことも
出来るだけこの世界で
二人くっついていたかったから
ぼやけてきた思い出を
大切に抱え込んで
季節は過ぎていくのに
貴方は隣にいない