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詩人:甘味亭 真朱麻呂
みんな迷ってる
みんな悩んでる
なにかについて
今日も苦しんでる
みんな雨のなか
みんなおびえてる
そのつめたさに
今日もおびえてる
お隣さんもそのお隣さんも
みんながみんなそれぞれ一緒で傷ついている そのくるしみのかたちは様々でも
グチの一つもいわせてくれよ
口をとじろとチャックされても
チャックをはずしてしまうようなことをして常識をひっくり返してる
そんな僕でも
きっと
雨ばかりじゃないさ
いつか晴れた空の下へたどり着ける
そう思って今は雨に濡れているよ
ずっと雨雲しか見えないけれど
いつかたどり着けるんだ
そう、信じて
僕は進む
不確かでも
そこにゆくしかどこへもたどり着けない
だから明日という道が広がる瞬間に踏み出すよ
悪魔のしっぽに振り回されながら
天使の説得で立ち直りながら
様々な日があれど
一歩も進まない日はない
今日だって進んでるはず
わからないけれど
そう思いなさい
上から目線の声
でもやさしい声
心を潤して
すき間なく包んでくれる
お隣さんもそのお隣さんもそれぞれにそれぞれしかたどり着けない場所がある
きっと きっと かならず
本気で笑える日がくるだろう
いつか いつか かならず
だれの心にも太陽の光がさす日が。