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[134757] 最初で最後の最高の贈り物

詩人:甘味亭 真朱麻呂


生きる価値を決めんのも
死ぬことの意義を決めんのも
けっきょくは自分の意志ひとつだけど

生きる今をあたえたのも
死のうと思う感情をあたえたのも
考えてみれば誰かの深い決断があってのすべてだから

カンタンに死んだり
カンタンに自分を傷つけたら親に失礼だよ

自分は自分だけのもんじゃない
所有物とはわけが違う

あんたが死んだら悲しむ人がいるのを忘れんな
遠慮しない言葉でいえば、たとえばかでもそれが
人の一番の特技はあなたがあなたらしく
自分が自分らしく自然に存在でき振る舞うことができる事

それは誰にもコピーやまねもできない
たったひとつの親から君への最初で最後の最高の贈り物なんだな

だから死ぬんじゃない
なにがあったって今のくるしみは明日の光になるって
ばかならばからしく信じろよ
そのうちその涙やせつなさが花を咲かすから

その日を待てばいいんだよ
ただ、自分なりに
ただ、自分らしく
なにも無理して善人ぶらなくていいから

ただナチュラルに
生きりゃそれで自分を自分どおりに素直に生きれてるあかしなんだから

あんたは落ち込むより自分を誇らしく思うべきだよ

僕は思う。すごいぜ、あんた
感服だ。

その命と今までの日々に乾杯

あんた自身が贈り物だって気づく日がいつかかならず来るよ

だから進め
ばかみたいに進め

それがあんたができる精いっぱいだ
楽園はあの世にはないんだ
悲しいことやうれしいことすべてなにも感じれなくなったら楽しいと思う感情さえなくなるよ

それが幸せというならあの世をはき違えてるな

そんな間違いは今すぐ捨てるべきだ

そう思うから
僕は今もきりもなくむくわれるまで生きてる
どうだ、少しは自信でたかい?

こんな俺でも生きる光はまだ捨てちゃいないんだぜ

2008/11/17 (Mon)
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