|
詩人:甘味亭 真朱麻呂
人と人はいつもどこかでひとつにつながっていて
人と人はゆるぎないなにかでいつでも手をつないでる
お互いがお互いに不確かな存在だから支えあいながら生きていかないと絶えずあふれる悲しみにたえられない
静止画のように
写真みたいに
永遠をその一枚に閉じこめてもいつかは朽ちてしまう
終わらない永遠なんてない
だけれど形のないつながりは永遠に続いていくんだ
だからこそ 今
つながりと手をつなごう
つながりに手をつなぐ
自分から
あなたから
人から人へ
僕からあなたへ
あなたから僕へとつながってゆく
人と人の心と心をわたす架け橋をつくるようにつながりは誰の心にも笑いかけるだろう
さびしいひとりぼっちの心につながりをつくるんだ
雨がやむ瞬間の最後の雨粒のように
涙が笑顔に変わる瞬間の最後の涙のように
いつもそれは人の心をつなぐために存在するのさ
そう いつもいつでもただそのためだけに
僕や君みたいに。