詩人:どるとる
少しくらい悲しいことがあっても 大丈夫だよ 少しすればまた笑えるから
夢にやぶれてもそれがすべてじゃないから 慰めの言葉もないけど まあ元気出しなよ
人間なんてさ 完璧に見えてもさ 誰もが心の中にそれぞれの矛盾を抱えてるもんさ
だから小さなことで悩むし
くだらないようなことにでも深く傷ついたりするんだな
同じような日々を繰り返してゆくだけさ
それだけで僕らは跡形もなくなる
泣いて笑ってそれだけで日は暮れて
気づいたら泣きべそかく子供も 笑ってる
君ももうそろそろ泣きやめよ 笑う準備整えて いつでも笑えるように
出口も見えない迷路の中で 必死に明かりになるようなものを探しても イバラの道さえ歩いていく勇気がなければ欲しいものは手には入らない
夕暮れ 黄昏 自転車ころがして なんとなく切なくなる
ため息ひとつあふれ出す 帰り道はさびしさでいっぱいさ
人間なんて 人間なんて 所詮は生物 腐っていくのが宿命と笑った幼い日の僕は愛というものを見ようとしなかったんだ
同じような出来事にもっと目を配るべきだ
それだけでつまらない毎日が少し輝くよ
あがいてもがいていただけで歳を重ねて
気づいたら泣きべそかく子供は大人になりました
君は今幸せですか?
いつまでも出ない答
だけど、明日こそは笑えるように
笑う準備を整えて
いつでも笑えるように
夜を超えて
時を超えて
今を超えて
涙がやがて乾くとき
雨上がりの虹のような笑顔が僕の明日にあるように
今はただ 願うよ
散らかりっぱなしの今日を片付けたら
きっと笑おう
きっと笑おう。