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詩人:morning star
此の物質(からだ)がいつか瓦礫(がらくた)や残がいに成って、
私が此処に居た事実(こと)すら忘れ去られてしまったとしても、
感涙(なみだ)はこぼさないで、どこか遠く目差していこう・・・
無情な冷風(かぜ)が吹いて、たましい迄凍り付いても、孤独を地獄だけで噛みしめた…
運命の砦が、さえぎりゆく完璧が私にはどこ迄も高すぎて、
打ちのめされた薄弱(よわさ)と儚さに辛うじて喰らい付いたとしても、せつなさだけ遺された・・・
さあ誰も居無い、誰一人こ無い楽園に還って、ひとり運命の継続(つづき)を、造り上げよう
海がみえるよ、時が流れたよ、光がまぶしかったよ、私は消え去ったよ