詩人:快感じゃがー
女の子らしく
なんて
生きられない
スカート
履きたくない
ヒールも
嫌い
メイク?
めんどくさい
髪型も
どうでもいい
女らしくって
ナンだ
料理
したことない
洗濯機
どう使うの
四角い部屋を
丸く掃く
だって
私は私
カップラーメンさえ
あれば
それでいい
むさ苦しい
思春期の欲望は
いつだって
教室に
渦巻いていたからね
私は
男に憧れていた
私は
男に憧れていた
私は
男に憧れていた
私は
今も
男に憧れている
男に抱かれながらも
いつか
男に成る日を
夢見る
だって
男の視点で見る世界は
素晴らしい
そんな風に
思うんだ
だから
その精子を
ほんの少しだけ
気休めでいいから
分けてくれませんか