詩人:甘味亭 真朱麻呂
ねぇ 君はなにを支えに苦しいときをたえて繰り返される意味さえわからない毎日にもまれながら生きてるの?
生まれ落ちた日からだいぶ経つけれど
いつか君にも終わりの日は順番だから
滞りなく抜かりなくやってくる
そんな不安を後目に笑っているけど
周りを見たってたすけてくれる人なんかいやしないよ
僕はただ命の限りに
この瞳に世界がやがて見えなくなるまで
見えないあかしを1つ1つ消えゆく今日1日に残すんだ
たとえ願っても悲しみの雨はやむことはないから
ただやむのを待ってても終わりの時間が肩をたたくだけ
だからほらあまりある時間がまだあるうちに
さあ 目をひらいて
今見つめるべき現実をおそれず見てごらん
ねぇ夢からさめて
大丈夫
また夢はみれる
現実が消えない限り夢は君をまたむかえに来るよ
だから ほら悲しいことにも女をいいわけにしたり男らしさのなさをいいわけにしたりしてワザと負けるな
その幸せ味わうときまでの暇つぶしだと想えばいい
おまけみたいな存在でも意地悪なやつらが疲れはてるくらいまでつきあって怒られてやるよ
怒る元気もなくなるまで
僕は立ち向かうさ
挑んでゆくさ
それが僕の存在を証明するたしかな勲章とあらば
凍り付いた足も溶けてまた歩き出せるだろう
きっと…